お知らせ

月別アーカイブ: 2025年8月

想いの残し方

こんにちは、青光社ブログ更新担当の中西です。

 

~想いの残し方~

 

「もしもの時」の混乱を減らし、ご本人の想いをかたちにする——その最善手が事前相談です。本記事では、エンディングノートの書き方/葬送の選択肢/費用を抑える工夫/挨拶・弔電の文例/法要・相続・遺品整理の窓口まで、準備に役立つ情報を一冊にまとめました。


1|事前相談で決めておくと安心なこと

  • 形式:仏式・神式・キリスト教式・無宗教式・お別れ会

  • 規模:家族葬/一般葬/一日葬/直葬

  • 場所:自社会館/寺院/公営斎場/ご自宅

  • ご希望:好きな音楽・お花の色・写真・想い出展示・献奏・献灯

  • 宗教者:ご縁の寺院の有無/ご紹介希望

  • ご予算:上限・下限と優先順位(「料理より装花」「祭壇より会葬返礼」など)

これらはエンディングノートに簡潔に残しておくと、ご家族の負担が大きく軽くなります。


2|費用を最適化する3つの視点

  1. 参列規模の設計:家族葬+後日のお別れ会で丁寧に分ける選択も。

  2. 変動費のコントロール:返礼品・会食は人数確定後に追加できる仕組みを。

  3. 式場・火葬場の選定:アクセスと施設費のバランス。平日・午前は費用面で有利な場合があります。


3|無宗教式・自由葬のアイデア

  • 想い出スライド・等身大パネル・メッセージボード

  • 献奏・合唱・愛用品の展示

  • 献花・献灯・献酒(会場規定に従います)

  • オンライン配信:遠方・海外の方にも参加機会を。


4|喪主挨拶・弔電の文例(骨子)

喪主挨拶(告別式・骨子)

  • 会葬御礼/生前のご厚誼への感謝

  • 故人の略歴・人柄に触れる短い一節

  • 今後のご厚誼のお願い/結びの挨拶

弔電のお礼(当日アナウンス例)

  • 「ただいまご紹介の弔電は一部のみのご披露となります。すべてのお心遣いに深く御礼申し上げます。」

※文面は地域性・宗派により表現を調整いたします。個別に作成も承ります。


5|マナーと服装(簡易ガイド)

  • 喪服:男性=ブラックスーツ、女性=黒無地アンサンブル等(光る装飾は控えめに)

  • 香典:表書き・水引は宗派・地域に合わせて。迷われたら受付にご相談ください。

  • 供花・供物:名札のお名前表記(会社名・肩書・連名)を事前に確認。


6|環境配慮(エコ葬・サステナブルの工夫)

  • リユース可能な装飾資材/生分解性素材の活用

  • 地元花の採用・過剰包装の削減

  • 会葬礼状や返礼品の紙・資材の見直し
    環境への配慮は、故人らしい価値観の表現にもつながります。


7|法要・位牌・お墓・納骨堂・散骨の選択肢

  • 法要:初七日・四十九日・一周忌 などの段取り(会場・会食・引物の手配)

  • 埋葬先:寺院墓地・公営墓地・納骨堂・樹木葬・海洋散骨(地域条例要確認)

  • 位牌・仏壇:ご宗派に合わせたご案内・お手配
    専門家・提携先をご紹介し、一括で日程管理いたします。


8|アフターサポート(まとめて相談できる窓口)

  • 遺品整理・清掃:思い出の品を尊重した選別と適正処理

  • 相続・名義変更:司法書士・税理士・弁護士の無料紹介

  • グリーフサポート:お手紙・面談・勉強会のご案内

  • 香典返し・喪中はがき:名簿整理から発送管理まで


9|事前相談メモ

  • ☐ 形式(仏式/神式/キリスト/無宗教)

  • ☐ 規模(家族葬/一般葬/一日葬/直葬)

  • ☐ 式場候補(第1〜第3)

  • ☐ ご希望(音楽・お花・展示・お手紙)

  • ☐ 宗教者(ご紹介希望/あり)

  • ☐ 参列者の範囲/連絡方法

  • ☐ 予算の目安と優先順位

  • ☐ 連絡先(喪主・代理・キーパーソン)


まとめ
事前相談は「決めつける」ことではなく、選択肢を減らし、想いを共有する時間です。いま少しだけ準備をしておくことで、いざという時にご家族がゆっくりとお別れに向き合えるようになります。ご希望が固まっていなくても大丈夫です。一緒に整理するところからお手伝いします。

葬儀ガイド

こんにちは、青光社ブログ更新担当の中西です。

 

~葬儀ガイド~

 

突然のことで何から始めれば良いのか——多くの方が同じ不安を抱えます。本記事は、初めて喪主・ご遺族になられる方向けに、連絡の順番/ご安置から火葬までの流れ/葬儀形式の違い/費用の見方/当日までの準備を、地域や宗派の違いに配慮しつつ分かりやすく整理しました。必要な場面で必要な判断ができるよう、印刷して使えるチェックリストも添えています。


1|まず最初に——ご逝去直後の行動順

  1. 医療機関の指示に従う/死亡診断書の受領

  2. 葬儀社へ連絡(24時間対応)
     ・お迎えの場所(病院・施設・ご自宅)/お名前/ご安置先の希望

  3. ご安置(自宅または安置施設)
     ・枕飾りの準備、宗派の確認

  4. 打合せ(お見積・日程・形式)
     ・火葬場・式場の空き状況を確認し、候補日を複数持つのが安心です。


2|葬儀の主な形式(メリットと留意点)

  • 家族葬:ご家族・近親者中心でゆっくりと。参列者対応の負担が軽い。

  • 一般葬:ご交友・ご近所・お仕事関係の方にもお別れの機会を。

  • 一日葬:通夜式を省き、告別式〜火葬を一日で。ご高齢の方にも負担が少ない。

  • 直葬(火葬式):式を行わず火葬のみ。宗教者の読経を希望される場合は別途調整。

  • 無宗教式/お別れ会:音楽・映像・献花中心など、自由度の高いお見送り。
    ※宗派・地域慣習により作法・日程が異なります。事前にご親族間の合意を。


3|ご葬儀の流れ(一般的な一例)

ご安置 → 納棺 → 通夜式 → 告別式 → 出棺 → 火葬 → 収骨 → 初七日法要(当日繰上げ可) → 会食(任意)
それぞれの場面で、宗教者(僧侶・神職・神父/牧師)の都合、火葬場・式場の空き状況を調整します。


4|費用の内訳と見積の見方

A. 基本セット費用:式場使用/祭壇・お棺・遺影写真・納棺品・安置・搬送・ドライアイス 等
B. 変動費:会葬礼状・返礼品・会食・供花・供物・火葬場待合室 等(人数で増減)
C. 実費・行政費:火葬料・霊柩車・マイクロバス・司会・音響・式進行スタッフ
D. 宗教者謝礼(お布施 等):宗派・お寺様とのお付き合いにより異なります

見積比較のポイント

  • 「含まれるもの/含まれないもの」の境界が明記されているか

  • 変動費は人数前提が合っているか(礼状・返礼・お食事)

  • 夜間・早朝の追加費用の有無

  • 支払い方法・時期(後払い可否・分割の取り扱い)


5|式場とお写真・演出の考え方

  • 式場:アクセス・駐車台数・控室(仮眠可否)・バリアフリー・授乳室の有無

  • お写真:お人柄が伝わるお写真を3〜5点。遺影は後日ご返却可能。

  • 映像・音楽:お好きだった曲・お写真スライド・メッセージボードなどもご用意できます。


6|当日までにご家族が整えること

  • 喪主の決定(挨拶・各種手続の窓口)

  • 宗派・寺院の確認(お付き合いの寺院がない場合はご紹介可)

  • 参列規模の目安(案内する範囲・弔電・供花の取りまとめ)

  • お写真・思い出の品(展示コーナーへ)

  • お着物・喪服(レンタルの手配も可能)


7|必要書類と手続(概要)

  • 死亡診断書/死体検案書(医療機関発行)

  • 火葬許可申請(役所手続は当社で代行可)

  • 各種名義変更:健康保険・年金・銀行・公共料金・携帯・運転免許 等

  • 相続・遺産整理:司法書士・税理士・弁護士のご紹介も可能です
    ※法的な取り扱いは各専門家にご相談ください。


8|よくあるご質問

  • 日程は最短でどれくらい?
     火葬場・式場の空き状況により異なります。2〜4日程度を目安にご案内します。

  • 弔問はどこまで案内すべき?
     ご家族のご意向を最優先に。死亡通知の範囲を先に決め、対応のご負担を調整します。

  • 香典返しはいつ?
     当日返し/後返しのいずれも可能。地域慣習に合わせてご提案します。


9|確認リスト

  • ☐ 喪主・連絡担当の決定

  • ☐ 宗派・寺院の確認(または紹介依頼)

  • ☐ 参列の範囲/訃報連絡先リスト

  • ☐ 遺影用写真(3〜5点)・思い出の品

  • ☐ 返礼・会食の人数目安

  • ☐ 会葬御礼状の文面確認

  • ☐ お着物・喪服の手配

  • ☐ 役所手続の代行依頼可否


まとめ
ご葬儀は「急ぎながらも、丁寧に決める」場面が続きます。いま決めること/後で考えられることを切り分けるだけで負担は小さくなります。分からないことは、どうぞ遠慮なくご相談ください。私たちはご家族の気持ちに寄り添い、選択肢をわかりやすくお届けします。